dingfeng's diary

2011/11台北駐在6年目のオッサンのぼやき

気になる記事

ボツになった「テレビ産業壊滅の真相」記事 凋落の兆しは2004年からあった』を読んで。PやSoやSh社の事業・開発責任者が「韓国勢との営業利益率の違いがわからない」とか大手メーカの幹部が「当社にはマーケティングという部署はない」という回答をしたという部分についてはありえんかな、と。いくらなんでも自らの無能を明言するような真似は普通しないだろう、と。よほど聞き手が上手だったか、相手にされていなかったか、聞いたことを大げさに書いたか。

営業利益率については品質面の差ぐらいしか思いつかない。といっても韓国メーカの品質が悪いというのではなく、日本メーカが過剰性能・過剰品質であり、そこには「高品質なら売れる」ではなく、「高品質でないと売れない」という呪縛から逃れられていないと思っている。

あと「売れるものを作る」と「作ったものを売る」という考え方には納得。「営業力の弱さ」特に技術者が『ものづくり』だけに特化して売ることに目を向けて来なかったこと、営業が高性能・高品質でなければ売れないとマーケティングに目を向けなかったことのツケが来ているように思う。

最後は、業績不振の責任を取らない高齢の役員達に責任とをって辞めることを書いているが、メールマガジンの呼び込みのためにワザと過激に書いているように思えるなぁ、てか話の流れ的に蛇足のように思う。