dingfeng's diary

2011/11台北駐在6年目のオッサンのぼやき

[物欲]FUJIFILM X-Pro1

X-Pro1の記事に手ブレ補正の記述がないと書いたが、本体にはなくレンズ側かもしれんね。最初のレンズのラインナップからは手ブレ補正の必要はないとの判断かも。個人的に手ブレ補正は本体に持ってきて欲しかった。k-xを選んだ理由の一つもそれだったし。

フジが考えているX-Pro1の使用用途はどんなんだろうか。スナップ目的というよりじっくり時間をかけて写真を撮るといった感じなのか。

[物欲]第一印象

今日から2012 International CESが開幕。気になっていたところとして、フジとキャノンの新型デジカメが発表された。発売もかなり先の話なので記事の上でのスペックしか評価しようがないのだが、とりあえずの印象。

まずは富士フィルムの『X-Pro1』。満を持してというかようやくというか。自分の中で富士フィルムの製品に対する理念「人の眼に近づける」という考え方はわかりやすく(実現は)難しいという意味で一番好きなのだけれど、なかなか世に評価されないような、「いい製品を作れればそれでいい」と作りっぱなし売りっぱなしになっている残念なメーカと自分は勝手に思っている。

かく言う自分も今までフジの製品は使ったことがない。実際に買う時になると数字に現れない部分が割高に感じてどうもね...となってしまう。てか、単にその辺りが理解できていないレベルだったというだけなのだけれど。今回の『X-Pro1』はかなり期待。事前情報通りハイエンド機から発売したために価格はかなり高くなるよう。ただレンズについては入手しやすい価格帯で頑張って欲しいなぁ。本体と同時発売が単焦点レンズのみということからも画質にはこだわってるんだろうなと思う。おまけに3種しかないながら広角・標準・マクロと全て一括購入してしまいたいほどのラインナップ。あとはAFについての情報がないのが気になるかな。
【追記】手ぶれ補正につても記述なし...ミドルレンジまで待つかなぁ。

次はキャノンの『PowerShot G1 X』。今のところは残念。キャノンは『G7』を持っていて、使いこなせないまま他のカメラに移っていったのだけれど映り自体は気に入っていて『G12』の次の発表がなかなか出なかったのでどういったものが出てくるか期待していたのだけれど...。

眼に見えるところでセンサがCCDからCMOSになり大型化したぐらい。大型CMOS+DIGIC5は期待というよりどうなるかなぁ程度。CMOSになることで連写性能は上がると思うけど、動画がフルHD(1080p)24fpsというのはなぁ。あと光学系が変わってない...?。他メーカの望遠端F値が小さいレンズを出してきて評価されているのに何でそのままにしたのだろう。正直、キャノンの場合「できるけど勿体ぶってやらない」と思っていたのが「まさかできない?」に変わりつつある。

まぁ、2/9からはCP+が始まるのでPENTAXRICOHから新型の発表がないかなぁと期待。

眼鏡を掛けない人へ

私が眼鏡をかけるようになったのは小学校4年生ぐらいで視力検査で1.0を切ったぐらいから眼鏡をかけるように指示があった。最近は目の悪い人も増えたように思うが、初めからコンタクト使用で眼鏡をかけずにいる人もいるのではないだろうか。

それで人の眼鏡を取り上げて自分にかけてみるといったことはやめて欲しいと思う。私自身が神経質なのもあるのだが、最近の眼鏡は結構本人に合うように細かく調整を行なうことで、かけ心地にこだわっているものもあり、そういった眼鏡は使用者もそれなりに気をつけて使っている。それを他の人がかけると微妙にズレて違和感を感じるようになることがある。個人的には外力を受けるより他人がかけた後のほうが違和感を感じることが多い。

まぁ、生活でモノに当たることもあるし調整し直せば済むことなのだけれど、眼鏡を使うようになって30年ほど。今では自分の体の一部として結構こだわっているので軽い気持ちでやられるとツライなぁと思う次第。

なんなの!?

自分は産業用機械の技術で台湾では自社製品の修理を仕事としているが、知人が家電を持ってきて「電源が入らないっぽいから見て」と手渡され説明を受けたのだが、「壊れているし直せない」と返すと「えぇー、直せないの」と不貞腐れられた。

一体何なんだろうか。最悪壊れても良い前提で調査しないこともないが、それはこちらの状況が理解できている人という条件あっての話だ。理系だから直せるだろうと渡してきている時点でこっちも機械の状態に対する興味が“0”になる。正直、困っている状態に対して自分から見てみようかという流れぐらいじゃないと修理まで行かないなぁ、自分の場合。

まぁ、ウチの親にしたって同じようなことを言ってきて拒否したら「お前を何のために大学に入れたかわからん」と小言タイムに入るぐらいだからな。自分でするならともかく、人にさせて修理代をタダにしようという考えがある時点で、修理を仕事にしている人間に頼むなよ、と。本来、それでメシ食っている人の仕事をタダで取り上げるということはあり得ん...そこまで考えないか。

[雑記]尾牙のイベント

ウチの会社で尾牙(忘年会)のイベントというと景品を掛けた抽選会+簡単なゲームといったことが多かったのだが、今日こっちで働いている日本人に聞いた話が面白かったので書く。

なんでも尾牙の2,3週間前から参加者の全員で主人⇔召使の関係を決める(一人一人が誰かの主人かつ召使)。わかっているのは自分が誰の召使かということで、誰の主人になっているかはわからない(クジで自分の主人を決めるのみ)。

次に尾牙までの間に召使は主人に“誰かわからないように”尽くしまくる。例えば、
・机の上に主人の居ない内にお菓子を置いておく
・会社のホワイトボードに『お疲れ様』等のメッセージを残す
→ここでのポイントは召使のヒントになるように行動すること(お菓子だと日本メーカに統一するとか自分が好きな種類に統一するとか、メッセージなら筆跡や書いてある内容)

主人は召使に対して感謝のプレゼントを用意し、尾牙で渡す。そこの会社では誰が召使と思うかといったクイズにはせず、主人の後ろに召使を立たせて、主人を振り返させその時のリアクションを楽しんだらしい。

そこそこ人数が居ないと成り立たないように思うが、台湾のイベントらしくかつ日本でやってみても面白いんじゃないかなぁと思った。

[駐在談義]営業の手腕

入社して初めての出張時に同行した先輩の話。「営業の評価は外へは客先との信頼関係。内へは技術者を始め社内の人間をどれだけ動かせるか」によると。

要は社員を動かすのに『客と調整できる』営業、『客の威を借る』営業、『お金を使う』営業、等々がいる訳で。

とはいえ、営業からの依頼を無条件で断ることは基本ないが、依頼方法や仕事内容の積み重ねで「あぁ、こういった営業さんなんだろうなぁ」との感覚で見ていくことになる。だから客の威を借りて怒鳴りながら「仕事しろ」と言われても若手ならともかく、何年か働いている社員からすると客と直接話したほうが依頼内容がよくわかるし営業がいる意味ねーじゃん、と思うし、依頼だけで後の調整はともかく費用交渉まで丸投げされると次は依頼があっても状況に応じて優先順位が下がるだろうなぁと考える。

個人的には『怒鳴る営業』『うるさい営業』より『客と調整し連絡の取れる営業』を優先したいと思い、仕事をしている。

で、話は変わり駐在ともなると会社の規模は日本と比べて小さい訳で(少なくとも自分のところは)。当然、働く人も少ないため手持ちのコマは少ない。そのため日本と同じように人が動くかというと、そんな訳なく、だから日常の言動や行動がいい加減だとあまり良い評価に繋がらないというか。これが日本だとどこか突出しているところがあれば他は周りがフォロー可能だけれど海外ではフォローばかりでは自分の仕事が進まないし、ほとんどが自己管理になるから無理をするかどうかは依頼する人の人となりになるというか。

自分の依頼する仕事は受けて当然、と言った態度で話をしてくると「知らんがな(´・ω・`)。」と返したくなる。

豊臣秀吉

戦国武将の伝記を初めて読んだのが小学校の時の豊臣秀吉で、その時から一番好きな武将は秀吉なのだが最近の歴史物となると秀吉の扱いがヒデェ。

最近、まとめて大河ドラマの『江』を観ているのだが(台湾ではNHKの放送以外に大河ドラマについては日本の本放送が終わったタイミングで日本のドラマを放送している局で平日毎日放送したりする)晩年に秀頼のためにとの傍若無人っぷりが見てらんねー。まぁ史実ではあるし、年をとってからの世継ぎ誕生でなりふり構ってられなくなったというのは描き方としてありとは思うのだが。

あと『秀吉の枷』『へうげもの』と本能寺の変が秀吉の謀略だった説って最近多いんだろか。史実にない部分は想像するしかなくて読み物としては面白いんだけれど、その手の読み物が多くなると世の認識がそっちに行くこともありそうだなと思ったり。

『江』といえば石田のみっちゃんのヘタレっぷりもひどすぎる。今日観た話(秀次切腹の回)に「太閤殿下への忠義」とかなんとかと答える台詞があったのだが、アレじゃあ忠臣と言うより佞臣に近いよね。あれで西軍の大将とか誰もついていかんだろと。

のぼうの城』がそろそろDVDになっても良い頃かと調べてみると震災の影響もあって公開が延期されてたな。原作の展開が早く映画向きと思っているのと、主役の成田長親役が野村萬斎とのことでイケメンという以外は雰囲気的のもハマリ役ではないかと勝手に思っていて期待。